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ダイヤーズカモミール |
「ハーブ」とは、「薬草、香味料とする草の総称」(広辞苑)です。ラテン語で緑藻・薬草を意味するHerba(「緑の草」の意)に由来します。薬草や香味料は、日本でも古くから人々の間で一般的に使われてきました。シソやワサビやドクダミなどは、その代表的なものです。
今日では、「葉・花・根を食用、香りとして利用する」植物全体のことをいい、暮らしに役立つ香りのある有用な植物と考えられています。
ほとんどのハーブには鎮静作用、抗菌作用、抗酸化作用があり、毒素を解毒し排泄を促してくれます。ハーブは人々の生れながらに持っている“自然に治る力”を引き出し、予防と私達の生活を質的に向上するために力を貸してくれます。 |
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マロウ |
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ソープワート |
ハーブの利用する部位は、利用する目的、ハーブの種類によって違いますが、いずれも、フレッシュとドライがあります。
ハーブティー、料理、健康と美容、香料、染色、クラフト・防虫、浴剤、ガーディニングなど広範囲に利用します。
氷川公園ハーブ園では、キッチンハーブなど用途別コーナーを設けたり、用途を表示するプレートを増やし、訪れる方が鑑賞しやすい園にしていきたいと考えています。 |
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ハーブ園のハーブについての楽しみ方を紹介します。
その他はブログテーマ→「ハーブの楽しみ方」で増やしていきます。お楽しみに。
※注:ハーブは使う人の体質、環境などによってはたらき方が違います。使用により異常が感じられたときは使用を控えてください。 |
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スイートバジル シソ科 インド原産 非耐寒性 |
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学名 |
Ocimum basilcum |
草丈 |
40〜80cm |
利用部位 |
花・葉・種(シード) |
増やし方 |
挿し目 |
開花 |
7・8月 |
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種類 |
レモンバジル・シナモンバジル・ジェノババジル・ダークオパールバジル・ルビンバジルなどがあります。 |
夏に強い一年草のハーブです。つやのある大きな葉がとても美しいです。生育共に高温を好むため、種まきも5月になって十分気温が上がってから行います。野菜炒めやパスタにと一鉢あると便利なハーブです。 |
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【利用法】 |
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●ジェノベーゼソース
材料
・オイル(オリーブオイルなど) 130〜150ml
・スウィートバジル 葉100g
・ガーリック 1〜2片
・松の実(くるみ) 大さじ2
・チーズ 大さじ2(おろしておく)
・塩・胡椒 適宜
作り方
1.バジルを洗いよく水気を拭き取ります。(黒くなりやすいので気をつけます。)
2.すり鉢にニンニク、松の実をいれ潰し擂ります。
3.Aの中にバジルを入れ擂ります。
4.Bの中に分量のオイルを少しづつ入れます。
5.Cの中にチーズ、塩、胡椒で味を調えます。
*冷凍保存する場合はチーズは入れないほうが良いです。
●ジェノベソースを使って
材料
・パスタ(フェデリーニ)
・ジェノベーゼ 大さじ1
・パスタのゆで汁 大さじ1
・レモン(くし形) 1個
作り方
ゆで汁、ジェノベーゼソース をボウルに入れ、茹でたパスタを熱いまま入れ和え、
お皿に盛り付けレモン、ハーブを添えテーブルへ。
●その他
野菜、魚介類、ドレッシング、パン、マリネの味付けなどいろいろ応用できます。
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ローゼル(ハイビスカス) アオイ科 学名Hibisucus sabdariffa |
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ローゼルの枝 |
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苞をティーにするとピンク色で、ほのかな酸味のティーがいただけます。 |
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ローゼルの種 |
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10月の後半に沖縄から送ってもらったものです。 |
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ハイビスカスというと、沖縄の道に咲いている赤い花を連想しがちですが、それは観賞用に品種改良されたもので、お茶にするハイビスカスはローゼル種を用います。
ローゼルはアオイ科の一年草で小さい黄色(中央は赤色)、又はピンクの花を咲かせます。食用にするのは花が終わって緑色の果実が育ち始めると、赤い蕚と苞が厚く大きくなり、それがお茶として使用されます。花は気温10度で成長が止まり、気温5度で枯れてしまいます。元浦和地域では栽培はむずかしいですが日当りのよいベランダならどうでしょう試してみて下さい。沖縄・小笠原では10月後半から11月収穫します。
赤色の色素に含まれているビタミンCはからだの疲れを解消し、強壮、胃健、代謝促進、便秘や肌あれに効果的です。のどの炎症をおさえる効果があるのでかぜをひいた時、のどを使いすぎた時飲むとよく、カリウムを多量に含み、利尿作用があるため、二日酔いや、むくみを改善してくれます。
各種ビタミン、ミネラル、クエン酸、など有機酸を豊富に含むため、疲労回復効果に優れ天然のスポーツドリンクとして利用されています。鮮やかなルビー色の色素アントシアニンは目の疲れを和らげてくれます。夏の暑い日に飲むとさわやかな酸味が食欲を増進させ、夏ばてを解消してくれるかも知れません。生のローゼルはドライにない感激を味わえます。 |
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